水性ホビー用カラー vallejo 雑感

ボークスが国内の代理店をしております、水性ホビーカラー・vallejo(ファレホ)。

この度、怒涛の72色セットを入手しましたので、個人的な雑感を書いておきます。

長所
○色数が多い
単品で買うには多すぎて迷うほど。最初は基本色と白黒を二千円分ほど揃えれば大丈夫かと。

○水性でほぼ無臭
手元に置いてある酒でも薄まります(おい)。基本的にはファレホ用シンナーをお薦めします。

○多少広い面を筆で塗ってもムラが出にくい
粒子が細かいのでしょうか、濃いめに溶いて一回塗っただけでも色が綺麗に乗ります。

○乾燥が早い
水性カラーの弱点は乾燥の遅さでした。(丸一日放置しなきゃ指紋つきますからね…)
ファレホは水性カラーのクセに乾燥速いです。エアブラシで吹いたラッカー塗料とタメ張るんじゃねぇの、ってくらい早いです。
重ね塗りもすぐできるので、今の所、この点が一番の長所ではないでしょうか。

短所
○値段が高い
一本約300円。量は少し多めで馬鹿使いしなければけっこう持ちますが、
そこそこ揃えて実用にするには初期導入費用が痛いです。

○ボークスでしか買えない
近くにボークスの店があれば良いのですが、現在ほぼ都市部にしかありません。
通販もありますが、送料が痛い部分ではあります。

○エアブラシに向いていない
ラッカーに比べて食い付きが弱いです。
筆塗りでは塗膜がある程度厚いのでやや安心ですが、エアブラシで吹くと擦りにすごく弱かったりします。
チッピング等のウェザリング技法を使うには程よいと思いますが。

と言うわけで、個人的には
・広い面やグラデーションの全体面はラッカー
・ワンポイント、ガレージキットのアイペイント、ウェザリングにファレホ
というような使い分けを推奨いたします。

今後は、ウォッシングやドールメイクなどにも活用していきますので、追々レポートいたします。